本のすすめ 時々ひとりごと

横松心平オフィシャルブログ

Book Mystery

川澄浩平『探偵は友人ではない』東京創元社

投稿日:

 以前、おすすめした 鮎川哲也賞受賞作の『探偵は教室にいない』の続編です。前作で登場した中学生たちのその後が語られます。 


 本シリーズの魅力は、生き生きとした登場人物たちです。
2作目ではその傾向が強まっています。特に、「探偵」役である不登校の歩と、語り手である真史との心の交流が描かれています。謎を解きたい依頼人の女子中学生。主人公です。探偵として活躍する幼馴染、不登校の男子中学生。
でも、あるとき、謎を依頼しなくちゃ会えないの?
と思いはじめた主人公が、悩んでしまう。
 青春ですな。

 ということで、一作目は「札幌を舞台としたミステリーを楽しみたい」あなたのための本でしたが、本書は「札幌を舞台とした青春小説を楽しみたい」あなたのための本としました。もちろん、謎解きも楽しめますよ。
 
 変なタイトルだと思いましたが、本書の終わりまで読むと、その意味がじわじわと伝わってきて、さらにこの続きが気になります。
 ミステリーとしても楽しいのですが、彼らが今後どうなっていくのか、期待が高まります。
 3作目も待ち遠しいです。

 しかも、舞台が札幌。西区の発寒も、中央区の宮の森も、個人的にはとても親しみのある場所ですから、ほとんど、自分のために書いてもらっているような、妄想も生まれてきます。ありがとうございます。
 ずーっとずーっと書き続けてくださいね。

川澄浩平『探偵は友人ではない』は、「札幌を舞台とした青春小説を楽しみたい」あなたのための本です。

-Book, Mystery
-, ,

Copyright© 横松心平オフィシャルブログ , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.