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ピエール・ルメートル著、橘明美訳『僕が死んだあの森』文藝春秋
2021/08/22 -Book, literature, Mystery
ピエール・ルメートルといえば、『その女アレックス』で鮮烈な登場をしましたが、ぼくはどうも好きになれなかった。びっくりさせられたし、面白かったんだけれど、どうしてもショッキングな描写が苦手なのだ。でも、 …
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『魔術師のおい』光文社古典新訳文庫
2021/04/03 -Book, Child, literature
C.S.ルイス著、土屋京子訳『魔術師のおい』光文社古典新訳文庫、をご紹介します。特に、「新訳と旧訳どっちを読んだらいいのと迷っている」あなたのために、読みくらべてみます。 結論から言いますと、新訳を …
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マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』光文社古典新訳文庫
2020/08/19 -Book, Child, literature
先日、小・中学生の子どもたちにトウェインの『王子と乞食』を読み聞かせていたら、とても好評だったんです。ここらへんでいったん終えようとしても、続きが気になるようで、「もう少し、もう少し」って言われてな …
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スティーヴン・キング『呪われた町』文春文庫
2020/08/09 -Book, literature, SF
モダンホラーの帝王、スティーブン・キングの書いた、怖い小説です。 でも、読みはじめると、なんだか恐ろしいことが起こりそうだという感じはヒシヒシとしてきますが、別にホラーっぽくないんです。 アメリカの …
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ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』 河出書房新社
2020/07/25 -Book, literature
岸本佐知子さんが翻訳しているんですけど、ちょっと、他の人の翻訳は考えられないほど、ぴったりなんです。というのも、岸本さんは翻訳家ですが、やたら面白いエッセイも書く人なんです。皮肉たっぷりの笑える作風 …