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Book Mystery

アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム著/ヘレンハルメ美穂訳『三分間の空隙』ハヤカワ・ミステリ文庫

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昨年、『三分間の空隙』上・下(アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム著/ヘレンハルメ美穂訳)ハヤカワ・ミステリ文庫、が出たとき、早川書房のメールマガジンで、ぜひ前作『三秒間の死角』から読んでほしいと言っていた。

だけど、驚くべきことに、著者も訳者も同じ『三秒間の死角』は、角川文庫なのだ。他社の本なのに、そちらからまず読めというからには、かなり強い意味があるのだと思わされた。
そこで言われた通り、『三秒間の死角』から読むことにした。


面白かった。


ストーリーについては何も言わないでおく。タイトルの意味がわかった時、伏線が回収されて行った時、ゾクゾクしたとだけ言っておく。

スウェーデンの小説なのだが、スウェーデンらしかったところがいくつか感じられた。
お父さんが保育園の送り迎えをしているところ。家族を大切にしている心情がひしひしと伝わってきた。


それから、政府高官が普通に女性だったこと。
日本の小説だったら、政府高官が女性であることに何か意味や役割を持たされるだろうと思うのだが、この作品では、ただ普通に女性なのだった。

そして、いよいよこれから『三分間の空隙』に取り掛かろうとしていた矢先、なんとその続編『三時間の導線』まで出てしまった。
しかも、『三秒間の死角』は、エーヴェルト・グレーンス警部シリーズの5作目だということも知ってしまった。


まずは、『三秒間の死角』→『三分間の空隙』→『三時間の導線』という順番で良さそうなのだが、どうも『三秒間の死角』を読んだ限りでは、グレーンス警部の心情に関しても色々気になるところがあって、それはシリーズを読まないとわからないようなので、やはり第一作『制裁』から読みたくなっている。


ということで、またまた、読みたい、読まねばならない本が増えてしまった。
往年の内藤陳の名セリフ「読まずに死ねるか!」を、日々、感じるのでした。

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